20081004

東北本線 キハ47系ジョイフルトレイン「みのり」


小牛田駅にて。
 残念ながらD51型+旧型客車の姿を見つけることはできず、周辺を見物していると、遠くからディーゼルエンジンの音。軽やかにやってきたのは今月デビューしたばかりのジョイフルトレイン「みのり」。仙台までの上り列車運用を終え、車両基地のここまで戻ってくる時間になっていた。ちょうどいい場所に止まってくれたので早速、長時間露光をセット。この列車の”ウリ”の暖かみのある車内が綺麗に写った。目ではあまりよく見えないが長時間露光で、光は確実に捉えられ記録されるのは、まさに光のマジックのように思う。おもしろい。

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東北本線 キハ48系545番+1533番


小牛田駅にて。
 少し遠いところにキハ48系の姿。キハ40・47系の多い中、キハ48系2両のほとんど改造されていないと思われる姿があった。夜空に星か月でもあればよかったような様子だったが残念ながらの曇り空に月の無い方角。
 これがさらに貴重と言うことが判ったのは翌日の列車待ちの時のこと。ほとんどの普通列車はワンマン運転されていて、車両はその装備をもっているが、この2両だけはその対応をされず、このペアを外されることも無い、という。地元で見慣れ乗り慣れていないと判らない。けっこうツイてたか。

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東北本線 キハ40・48系ジョイフルトレイン「ふるさと」



小牛田駅にて。
 小牛田駅はこの近辺の気動車列車車両の基地を持っている。今回のD51型+旧型客車も小牛田駅に到着後、ここで夜を明かし、最終日明日の運行を待つ。その姿が撮れるのではないかと、様子を見に行ってみると、夜の灯りに照らし出されていたのはキハ40・48系ジョイフルトレイン「ふるさと」。3両編成の和式気動車。ちょっと雑草が多かったが、長時間露光で撮れそうなので試してみる。風にあおられて雑草がよけい目立ってしまったが。。。めったに撮れない姿だったかもしれない。

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東北本線 DE10型1100番台更新色


品井沼-鹿島台間にて。
 D51型「SL仙台・宮城DC号」が走り去ってしまった後、ほとんどのギャラリーは撤収。さてこの先、どうするかと考えていたが、話していたお仲間さんから、少し後にED75型の次にDE10型を従えた(次位無動)貨物列車があるという。ただ、休日ゆえに列車自体が運休かもしれないとの事。ならば、「来る」方に賭けた!、結果がこれ。思わぬ結果?どうやらED75型の貨物列車が運休のよう。勝ったのか負けたのか微妙だが、数少ないDE10型コンテナ貨物列車、それも今度はJR更新色。DE10型は数年以内にHYBRID機構を持つ新型機に置き換えられる(らしい)ニュースがあり、なかなか無い姿が撮れた。結果として勝ち、か。

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東北本線 D51型498号機「SL仙台・宮城DC号」


品井沼-鹿島台間にて。
 今回の目的のひとつがやってきた。曇り空が惜しいが黄色いヘッドマークを輝かせて旧型客車5両を牽いて吉田川の鉄橋に差し掛かる。平坦な東北本線で、この場所も平坦。鉄橋の手前がわずかに上り。煙は期待できない、が大方の予想だったが少しサービスがあった様子。なかなかの風格。もともと貨物牽引用のD51。美しさはないが力強さが感じられる。旧型客車がよけいにそう見せているのかもしれない。

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東北本線 ED75型1000番台更新色2082レ


鹿島台-品井沼間にて。
 すっかり秋。東北故に少し早いらしい。上り線と下り線には少し間があり、その中をススキが秋の色を濃くしている。
 ちょっと遊んでススキを入れたカット。もう少し絞りを開けられればED75型がボケていい雰囲気になったかと思うが、そっちにピンが行ってしまうと全てオシマイ。AFのいいところでもあり、つらいところでもある。

東北本線 DE10型1700番台1653レコンテナ貨物列車



品井沼-鹿島台間にて。
 DE10型の本線貨物運用は少ない中の1列車、1653レ。休日のせいと思われるが、貨車はあるもののコンテナは無い空コキ。ちょっと惜しいが、なかなか見れないDE10の本線仕業。空ではあるもののそこそこの速度を要するせいか、ディーゼルエンジンをうならせてやってきた。ユニークである。カラーは旧国鉄色原色。工場入場の際にJR貨物更新色に塗り替えられてしまうので貴重な1カットになったかと。


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東北本線 ED75型1000番台1080レ



鹿島台-品井沼間にて。
 あまりにものんびりな線路沿い。目的が同じ者同士で話が弾む。ここまで来ると関東からはあまり多くなく、21年ぶりのSL運行でもあることから秋田、福島辺りからの方も多い。なかなか踏み入れたことの無い地の話は興味深い。この後、向かう予定の仙石線の運用など話していると、うかつにも上りのED75型の貨物列車がやってきた。線路向こうの反対側が綺麗に撮れるのだが、間に合わない。やむなく反対側から撮るだけ撮ってみて(1枚目)撮っている途中で、真横も撮れると思い連写してみる。ぴったりと真横に決まったのは妙に気分がいい。
(この写真を見て気づいた方は「!」と思うでしょう。どうやら事実のようです。ED75型を操るなんて、すごいっす。)


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東北本線 EH500型牽引4053レ「TOYOTA LONGPASS EXPRESS」


品井沼-鹿島台間にて。
 専用コンテナを20両の貨車に載せて下ってきたのは名古屋からの「TOYOTA LONGPASS EXPRESS」。トヨタ自動車の部品を盛岡から名古屋まで運ぶ。この下りは次の荷物を運ぶための回送になるが、最近は荷物があると聞く。数多いコンテナ貨物列車の中でも、全てのコンテナがブルーのトヨタ自動車専用コンテナに揃っているのはなかなか圧巻。

東北本線 ED75型100番台140号機1650レコンテナ貨物列車


鹿島台-品井沼間にて。
 上り列車でやってきたのは1650レ。ED75型の運用に就いたのは140号機。調べてみると1968年落成。つまり40年目。塗色はJR貨物新更新色に塗り替えられているが、かなりの古豪である。ED75型の貨物運用はまだまだあり、代替機も登場していないことからまだまだ活躍する姿は見られると思うが、数は少なくなってきている。休日ではあるが予想以上にED75型の運用があり、いい姿を撮れたのは幸い。

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東北本線 キハ58系ジョイフルトレイン「こがねふかひれ号」


品井沼-鹿島台間にて。
仙台・宮城ディスカバリーキャンペーン(DC)の主役イベント列車の一つ、ジョイフルトレイン「こがね」を使用した「こがねふかひれ号」。運行区間は仙台-気仙沼間。残り少なくなったキハ58・28系急行型気動車を改造して誕生。JR東日本の謳い文句は「太平洋の大パノラマが楽しめる展望室、そして車椅子スペースや身障者対応トイレなど、バリアフリー化も充実。海の幸を楽しむ豪華グルメツアーにぴったりのゴージャスな列車」。側面にはキハ58・28系の面影が残る。3両編成で気仙沼へ向かう姿。場所柄、光の当りが悪く写りはいまひとつ。

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東北本線 キハ47系ジョイフルトレイン「リゾートみのり」


品井沼-鹿島台間にて。
 10/1から毎日運行が始まった「リゾートみのり」。キハ40系気動車を大胆に改造してジョイフルトレインとして運行されるのはこの編成で何本目だろうか。その中でもこの「リゾートみのり」は豪華編成。JR東日本の謳い文句は「ボルドー・ブラック・メタリックゴールドを基調とした外観は上質でゴージャスに、そして温かみある色合いの車内はくつろぎの快適空間」。落ち着いた茶色に金色が華を持たせるが、ヘッドマークなどが付く様子が無いのは少々寂しいかも。

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東北本線 EH500型61号機3054レ


鹿島台-品井沼間にて。
 好天になった土曜日、吉田川に架かる鉄橋への上り勾配を20両のコンテナ貨車を牽きながらも苦も無く駆け上がるEH500型61号機。EH500の中の最終新製機。正面の黒塗色がなくなり初期のグループとは重厚なイメージから速さを増した感じになったように思える。
 このEH500、パンタグラフは2機搭載しているが、使用しているのは下り方のみ。交流電気機関車では進行方向後位側を使うのが通例の中で異例。ただ判らないのは、何故、後位側を使うのか。不思議である。

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東北本線 ED75型759号機「EL&SL仙台・宮城DC号」



鹿島台-品井沼間にて。
 やってきた「EL&SL仙台・宮城DC号」。先頭を飾るのはさっきこの旧型客車とD51型498号機を小牛田までお迎えに行ったED75型759号機。同じED75型でもJR貨物ではなくJR東日本の所有機。そのため今回のようなイベントには必ず登場してくる。貨物運用に懸命で汚れてしまう同僚機とは異なって綺麗に磨き上げられた姿で登場。それに旧型客車5両を従えて東北本線を走るのは何年ぶりなのだろうか。
 そして最後尾にはこの後、下り列車として「EL&SL仙台・宮城DC号」の主役となるD51型498号機が付けられる。できることであればこれは別に回送としてED75+旧型客車のみで運行してほしかった。

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東北本線 キハ47系ジョイフルトレイン「リゾートみのり」(回送運行)


鹿島台-品井沼間にて。
 ED75の単機回送が小牛田へ向かった後は、お目当ての「EL&SL仙台・宮城DC号」を待つのみ。場所を変えて上り本線側へ。そこへ突如現れたのがこの10月から運行を開始したキハ40系ジョイフルトレイン「みのり」。時刻をつかんでいなかっただけだが、思わぬ登場に再び焦る。それにしても9月に完成したばかりの車両は輝いている。先月の上野駅展示公開の回送でも撮影できたが、機関車に牽かれての回送より、本来の編成で走る姿の方がやはりいい。ま、この運行も仙台発のための回送運行ではあるが。

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東北本線 ED75型700番台759号機単9523レ



品井沼-鹿島台間にて。
 朝日を浴びて単機でやってきたED75型700番台759号機。この機関車こそ今回の「EL&SL仙台・宮城DC号」のELの主役。小牛田からの出発に向けて仙台からこの1両単機で突っ走る。驚いたのはその時刻。公表されていた時刻より約20分も早い登場。思わぬ登場に焦る焦る。何とか撮れたものの見送ろうと振り返ったその時にまた驚かされる。既にヘッドマーク付き。また焦る。困ったものだ。ほとんどが貨車を牽いての運用。単機運行は貴重なのかもしれない。

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東北本線 E701系普通列車


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東北本線 ED75型1016号機新更新色93レ


品井沼-鹿島台間にて。
 朝日が差し込む時間になってコンテナ満載の93レを牽いてきたのはED75型1016号機。1000番台のJR新更新色。ED75の塗装はいづれも赤6号と言われる濃い目の赤に、正面の銀帯だけの国鉄時代を引き継ぐ旧国鉄色、車体下半分を白にしたJR更新色、最下部に白線のみを入れたJR新更新色、1028号機だけに施された側面に大きく「ED75」をあしらったもの、の計4種類。赤一色の旧国鉄色が一番似合っている気がするのは気のせいだろうか。

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東北本線 E721系普通列車521M


品井沼-鹿島台間にて。
 仙台の先、岩沼から一ノ関へ向かう普通列車。数少ないE721系の運用。客車主体に作られた東北線の各駅のホームの高さに床の高さを合わせたため一段低いのが特徴的。乗り心地はどうなのだろうか?たまには列車で撮影に行くのもいいんだろうな。

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東北本線 EH500型6号機3051レ


品井沼-鹿島台間にて。
 続けてやってきたのは東北本線交流区間の主となったEH500型。通称「金太郎」。側面には”あの”金太郎の姿がシッカリ描かれ、20両編成の高速コンテナ貨物列車を牽く。この6号機は2次増備のグループ。9号機までは窓の周りが黒く彩られ、その後の製造グループより迫力がある。2両タイプのEH型は事実パワーがあるもののその強力さとは裏腹にかなり静かに走り抜けていく。

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東北本線 ED75型1023号機更新色1651レ


品井沼-鹿島台間にて。
 日が昇るまであと少し。辺りが明るくなってきて朝もやがかかる中をED75のコンテナ貨物が駆け抜けていく。機関車はJR貨物更新色のED75型1000番台1023号機。何十年ぶりかで目にするED75 。この機関車にとっては走り慣れた路のはず。土曜日で荷は少ないようだが、20両編成の貨物列車は圧巻。

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東北本線 455系「あかべぇ」編成



仙台車両センターにて。
 少し車両センターの周辺を見てみると、455系の並びの端はやはり3月で運用終了となった同じく455系「あかべぇ」編成。福島・会津地区での快速・普通列車に、”あかべこ”を模したキャンペーンロゴの「あかべぇ」をあしらった編成。
 姿を見ることはもうないかと思っていたところへ思わぬ登場。撮影条件はとんでもなく悪い状態だったが、なんとか撮影。JRでは数少なくなってしまった「急行型車両」。永く走ってほしいが約40年の歳月でさすがに難しいのだろう。

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東北本線 455系



●東北本線「仙台・宮城DC」&ED75撮影
 この10月、仙台・宮城ディスカバリーキャンペーン(DC)として、SLの運行が企画された。過去に千葉、山梨と開催されたDC。運行されるSLは数少ないSLの中のD51型498号機。イベントに使用できる唯一のSLであるが、今回は客車に12系ではなくスハフ42型を代表とする旧型客車5両。JR東日本に残る旧型客車全てを使っての運行。
 通称デゴイチと旧型客車の組み合わせに運行される区間は東北本線仙台-小牛田間。仙台の街を出ればなかなかのローカル風景で、いまだ目にしていない風景となるはずである。週末にちょっとした休日を加えて10/4・5・6の3日間で撮影遠征となった。

仙台車両センターにて。
 今回の運行予定が比較的早い時間であり、かつ仙台以北という長距離。夜中のうちに東京を出て未踏の地での撮影ポイントを確認する時間を確保。途中、東北本線仙台地区の車両センターである仙台車両センターに立ち寄ると、そこには去る3月に運用終了となった455系がまだ解体されず綺麗な姿で留置されていた。
 暗闇の中で長時間露光撮影。意外にも明るく姿を映し出した。しかし、線路沿いのススキが秋らしくもあるが、動かずに廃車解体を待つ車両には寂しすぎる光景だった。


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